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【ランキング2025】格安SIMキャリア7社を現役FPが比較・分析!料金プラン・通信品質を徹底解説

2025年人気No.1格安モバイルランキングを示す赤い背景の装飾的な画像。金色の月桂樹と王冠に囲まれた「人気No.1」の文字と「格安モバイル部門」の表記がある。 経済圏
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スマホプランは種類が多く、どれが自分に合っているか迷ってしまう利用者も多い。データ容量や料金体系、通信品質、サポート体制など多くの要素を比較する必要があり、選択を誤ると無駄な出費につながる可能性がある。

本記事では、サブブランド・オンライン専用・独立系MNOの7社(楽天モバイル、ahamo、UQモバイル、Y!mobile、irumo、povo、LINEMO)を徹底比較。各社の評価点数やランキングを紹介し、あなたに最適なモバイルサービスの選び方を解説する。

執筆者・監修者
十河 賢

○ ファイナンシャルプランナー
○ CFP保有者
○ 宅建士(未登録)
○ 証券外務員二種 など
○ 保険募集人の経験あり

格安モバイル7社の総合評価とランキング

7つのモバイルサービスを「料金体系」「通信品質」「契約の柔軟性」「サポート体制」「特典・割引」の5項目で評価した。各項目を5段階で評価し、その合計点数に基づいてランキングを作成した。それぞれのサービスの特徴や強みを把握して、自分の生活スタイルに合ったサービスを見つけよう。

1位:楽天モバイル(19点)

評価項目評価コメント
A. 料金体系★★★★☆3段階従量制、無制限で3,278円
B. 通信品質★★★☆☆人口カバー率99%以上、平均DL速度106.82Mbps
C. 契約柔軟性★★★★☆基本的に縛りなし、ただし2025年4月1日以降は利用開始から1年以内の解約で解約事務手数料あり
D. サポート体制★★★★☆全国に実店舗展開、電話サポートあり
E. 特典・割引★★★★☆楽天経済圏連携、家族割引、年齢別特典あり

楽天モバイルは、料金体系のシンプルさと使いやすさ、Rakuten Linkを使った無料通話、楽天経済圏との連携による高いポイント還元率が魅力である。3段階の従量制料金(0~3GB:1,078円、3~20GB:2,178円、20GB以上:3,278円)で、使用量に応じて自動的に最適な料金が適用される点が高く評価されている。また、全国に実店舗を展開し、対面サポートにも対応している点も大きな強みだ。楽天経済圏のヘビーユーザーにとって、相乗効果が得られるサービスとなっている。

2位:ahamo(18点)

評価項目評価コメント
A. 料金体系★★★★☆30GB/2,970円、シンプルな単一プラン構成、大盛りオプションで+80GB
B. 通信品質★★★★★ドコモ回線利用、平均DL速度131Mbps以上
C. 契約柔軟性★★★☆☆縛りなし、オンライン完結、繰り越しなし、契約解除料が条件により1,100円かかる場合あり
D. サポート体制★★☆☆☆基本オンラインのみ、有料で店舗サポートあり
E. 特典・割引★★★★☆無料海外ローミング、5分かけ放題標準装備

ahamoは、ドコモの高品質な通信網を利用しながら、シンプルでわかりやすい料金体系を実現している。30GBで2,970円、110GBの大盛りプランで4,950円という明確な料金設定で、5分以内の国内通話が無料である点も魅力だ。通信速度の安定性と海外ローミングの無料提供が高く評価されているが、基本的にオンライン完結型のサービスなため、対面サポートを重視する利用者には不向きである。データ通信と通話をバランス良く使いたい人に適したサービスといえる。

2位:UQモバイル(18点)

評価項目評価コメント
A. 料金体系★★★☆☆15GB/3,465円、セット割(1,100円)とカード割(187円)適用で990円から
B. 通信品質★★★★☆au回線と同等、安定した品質
C. 契約柔軟性★★★★☆データ繰り越し機能あり、プラン変更自由
D. サポート体制★★★★★全国のauショップ、UQスポットで対応
E. 特典・割引★★★★☆自宅セット割、au PAYカード割引、キャンペーン充実

UQモバイルは、au回線と同等の品質でありながら、自宅セット割引や各種キャンペーンで実質的な料金を抑えられる点が魅力だ。全国のauショップやUQスポットでサポートを受けられる安心感は、店舗でのサポートを重視する利用者にとって大きなメリットである。データ繰り越し機能やプラン変更の自由度も高く、利用状況に応じた柔軟な運用が可能だ。家族での契約や自宅のインターネット回線とのセット利用で、さらにお得になるサービス設計となっている。

2位:Y!mobile(18点)

評価項目評価コメント
A. 料金体系★★★★☆3段階従量制、無制限で3,278円
B. 通信品質★★★☆☆人口カバー率99%以上、平均DL速度106.82Mbps
C. 契約柔軟性★★★★☆基本的に縛りなし、ただし2025年4月1日以降は利用開始から1年以内の解約で解約事務手数料あり
D. サポート体制★★★★☆全国に実店舗展開、電話サポートあり
E. 特典・割引★★★★☆楽天経済圏連携、家族割引、年齢別特典あり

楽天モバイルは、料金体系のシンプルさと使いやすさ、Rakuten Linkを使った無料通話、楽天経済圏との連携による高いポイント還元率が魅力である。3段階の従量制料金(0~3GB:1,078円、3~20GB:2,178円、20GB以上:3,278円)で、使用量に応じて自動的に最適な料金が適用される点が高く評価されている。また、全国に実店舗を展開し、対面サポートにも対応している点も大きな強みだ。楽天経済圏のヘビーユーザーにとって、相乗効果が得られるサービスとなっている。

2位:ahamo(18点)

評価項目評価コメント
A. 料金体系★★★★☆30GB/2,970円、シンプルな単一プラン構成、大盛りオプションで+80GB
B. 通信品質★★★★★ドコモ回線利用、平均DL速度131Mbps以上
C. 契約柔軟性★★★☆☆縛りなし、オンライン完結、繰り越しなし、契約解除料が条件により1,100円かかる場合あり
D. サポート体制★★☆☆☆基本オンラインのみ、有料で店舗サポートあり
E. 特典・割引★★★★☆無料海外ローミング、5分かけ放題標準装備

ahamoは、ドコモの高品質な通信網を利用しながら、シンプルでわかりやすい料金体系を実現している。30GBで2,970円、110GBの大盛りプランで4,950円という明確な料金設定で、5分以内の国内通話が無料である点も魅力だ。通信速度の安定性と海外ローミングの無料提供が高く評価されているが、基本的にオンライン完結型のサービスなため、対面サポートを重視する利用者には不向きである。データ通信と通話をバランス良く使いたい人に適したサービスといえる。

2位:UQモバイル(18点)

評価項目評価コメント
A. 料金体系★★★☆☆15GB/3,465円、セット割(1,100円)とカード割(187円)適用で990円から
B. 通信品質★★★★☆au回線と同等、安定した品質
C. 契約柔軟性★★★★☆データ繰り越し機能あり、プラン変更自由
D. サポート体制★★★★★全国のauショップ、UQスポットで対応
E. 特典・割引★★★★☆自宅セット割、au PAYカード割引、キャンペーン充実

UQモバイルは、au回線と同等の品質でありながら、自宅セット割引や各種キャンペーンで実質的な料金を抑えられる点が魅力だ。全国のauショップやUQスポットでサポートを受けられる安心感は、店舗でのサポートを重視する利用者にとって大きなメリットである。データ繰り越し機能やプラン変更の自由度も高く、利用状況に応じた柔軟な運用が可能だ。家族での契約や自宅のインターネット回線とのセット利用で、さらにお得になるサービス設計となっている。

2位:Y!mobile(18点)

評価項目評価コメント
A. 料金体系★★★☆☆4GB/2,365円、30GB/4,015円、35GB/5,115円
B. 通信品質★★★★☆ソフトバンク回線と同等、安定した品質
C. 契約柔軟性★★★☆☆データ繰り越し機能あり、低速時の制約あり
D. サポート体制★★★★★全国に実店舗展開、電話サポートあり
E. 特典・割引★★★★☆おうち割光セット(1,100円~1,650円)、家族割引(1,100円)、PayPayカード割(187円)

Y!mobileは、ソフトバンク回線の高品質なサービスと全国のショップでの手厚いサポート体制が特徴である。おうち割光セットや家族割引、PayPayカード割など複数の割引を組み合わせることで、長期利用者ほど料金面での優位性が高まる仕組みとなっている。データ繰り越し機能もあり、使い切れなかったデータ容量を無駄にせずに済む点も評価できる。ソフトバンクユーザーからの乗り換えや、家族での利用を考えている場合に特におすすめのサービスだ。

2位:irumo(18点)

評価項目評価コメント
A. 料金体系★★★★★0.5GB/550円(電話メイン)、3GB/2,167円、6GB/2,827円、9GB/3,377円と選択肢豊富
B. 通信品質★★★★☆ドコモ回線と同等、0.5GBのみ5G非対応・最大3Mbpsの制限あり
C. 契約柔軟性★★☆☆☆繰り越し機能なし、利用容量によってプラン選択
D. サポート体制★★★★☆ドコモショップで対応可能
E. 特典・割引★★★☆☆home5G/ドコモ光セット割(1,100円)、dカード支払い割(187円)あり、ただし0.5GBは対象外

irumoは、超小容量からミドル容量まで多彩なプラン選択が可能なドコモのオンライン専用ブランドである。特に月額550円の0.5GBプランは、データ通信をほとんど使わず電話がメインの利用者にとって最もコストパフォーマンスが高いオプションと言える。ドコモ回線の高品質な通信環境を利用しながら、ドコモショップでのサポートも受けられる安心感がある。ただし、データの繰り越し機能がない点や、0.5GBプランでは5G非対応・通信速度が最大3Mbpsに制限される点は留意が必要だ。

6位:povo(17点)

評価項目評価コメント
A. 料金体系★★★☆☆基本料0円のトッピング制、必要量に応じた柔軟性
B. 通信品質★★★★☆au回線利用、平均DL速度118Mbps程度
C. 契約柔軟性★★★★★縛りなし、トッピング自由、eSIM対応、180日以内にチャージ必要
D. サポート体制★★☆☆☆基本オンラインのみ
E. 特典・割引★★★☆☆通話オプション充実、トッピングの種類豊富

povoは、auのオンライン専用ブランドとして、基本料0円のトッピング制を採用している。通信容量や通話オプションなど、必要な機能だけを選んでチャージする方式で、使い方に応じた柔軟なカスタマイズが可能である点が最大の魅力だ。契約期間の縛りがなく、eSIMにも対応しているため、プラン変更や乗り換えの自由度が高い。ただし、基本的にオンラインのみのサポート体制であるため、対面でのサポートを重視する利用者には不向きである。180日以内にトッピングをチャージしないと回線が停止する点にも注意が必要だ。

7位:LINEMO(16点)

評価項目評価コメント
A. 料金体系★★★★☆ベストプラン:3GB/990円から10GB/2,090円の段階式、ベストプランV30G/2,970円
B. 通信品質★★★★☆ソフトバンク回線利用、高品質
C. 契約柔軟性★★★☆☆加入当月のみ解約金(990円)あり、それ以外縛りなし
D. サポート体制★★☆☆☆基本オンラインのみ、eSIM対応
E. 特典・割引★★★☆☆通話オプションキャンペーンあり

LINEMOは、ソフトバンクのオンライン専用ブランドとして、段階的なプラン設計が特徴である。小容量の3GB/990円から大容量の30GB/2,970円まで、複数のプランから選択できる点で利用者の幅広いニーズに対応している。ソフトバンク回線の高い通信品質を維持しながら、コストパフォーマンスに優れたサービス設計となっている。ただし、加入当月のみ解約金が発生する点や、基本的にオンラインのみのサポート体制である点は留意が必要だ。データ使用量が少ない人や、LINEサービスをよく利用する人におすすめのサービスといえる。

料金プランの比較

各社の料金プランを詳しく見ていくと、データ容量や通話オプション、割引条件などに大きな違いがある。自分の利用スタイルに合った最適なプランを選ぶためのポイントを解説する。

基本料金と割引の比較

各社の基本料金は、データ容量や提供するサービス内容によって大きく異なる。また、家族割引やセット割引などの適用条件も重要な選択ポイントとなる。

事業者名主なプラン(税込)主な割引条件
楽天モバイル3段階従量制
0~3GB:1,078円
3~20GB:2,178円
20GB以上:3,278円
楽天会員ポイント連携
Rakuten Linkで国内通話無料
家族割引(1回線あたり最大1,100円)
ahamo標準プラン:30GB/2,970円
大盛りプラン:110GB/4,950円
5分以内国内通話無料
海外ローミング20GB無料
家族割引なし
UQモバイルくりこしプランS:3GB/1,628円
くりこしプランM:15GB/3,465円
くりこしプランL:25GB/4,565円
自宅セット割▲1,100円
家族割引▲550円/回線
au PAYカード支払い割▲187円
Y!mobileシンプルS:4GB/2,365円
シンプルM:30GB/4,015円
シンプルL:35GB/5,115円
おうち割光セット▲1,100~1,650円
家族割引▲1,100円
PayPayカード支払い割▲187円
irumo0.5GB:550円
3GB:2,167円
6GB:2,827円
9GB:3,377円
home5G/ドコモ光セット割▲1,100円
dカード支払い割▲187円
※0.5GBプランは割引対象外
povo基本料0円+トッピング
3GB/990円(30日)
20GB/2,700円(30日)
60GB/6,490円(90日)
トッピング自由選択
通話オプション別途購入
家族割引なし
LINEMOベストプラン:
3GB/990円
10GB/2,090円
ベストプランV30G:30GB/2,970円
5分かけ放題オプション990円
PayPayポイント還元
家族割引なし

料金プランを比較すると、少量データ利用者向けではirumoの0.5GB/550円が最安値である。中容量帯では楽天モバイルの3段階従量制が使用量に応じて自動的に最適な料金が適用される柔軟性が魅力的だ。大容量利用者にはahamoの30GB/2,970円が価格とデータ量のバランスに優れている。また、特徴的なのはpovoの基本料0円+トッピング方式で、必要な分だけ購入する自由度の高さが特長となっている。

FP
FP

専門家のワンポイントアドバイス
自分の毎月のデータ使用量を実際に確認してから契約するのがおすすめです。多くの方は思っているより少ない容量で済んでいるケースが多く、特に自宅ではWi-Fiを使っている方は3~6GB程度で十分な場合が多いです。まずは利用明細で直近3か月の平均使用量をチェックしてみましょう。

データ容量と通信速度制限

各社のデータ容量の違いだけでなく、容量超過時の速度制限条件や繰り越し機能の有無も重要な比較ポイントだ。

事業者名容量超過時の速度データ繰り越しその他特徴
楽天モバイル低速モードなしなし完全使い放題(速度制限なし)
ahamo最大1Mbpsなし超過後も比較的高速
UQモバイル最大300kbpsあり当月+翌月末まで繰り越し可能
Y!mobile最大300kbpsあり当月+翌月末まで繰り越し可能
irumo最大300kbps
0.5GBプランは上限なし
なし0.5GBプランは常時最大3Mbpsの制限あり
povo最大300kbpsなしトッピング追加で容量追加可能
LINEMO最大300kbpsなし追加データ購入可能

データ容量超過時の対応に大きな違いがある点が特徴的だ。楽天モバイルは使い放題で速度制限がなく、ahamoは容量超過後も1Mbpsと比較的高速な通信が可能である。一方、UQモバイルとY!mobileはデータ繰り越し機能があるため、使い切れなかった容量を無駄にせずに済む利点がある。irumoの0.5GBプランは常時3Mbpsの制限があるが、低容量利用者には十分な速度と言える。データ使用量の変動が激しい利用者にとっては、povoのトッピング方式や繰り越し機能のあるプランが便利だ。

通話オプションの比較

各社の通話料金プランやかけ放題オプションの内容は、頻繁に通話する利用者にとって重要な選択ポイントとなる。

事業者名通常通話料かけ放題オプション特記事項
楽天モバイル30秒/22円Rakuten Link利用で国内通話無料
かけ放題(月額1,100円)
専用アプリ利用で完全無料通話可能
ahamo30秒/22円5分以内通話無料(標準装備)
通話かけ放題(月額1,100円)
短時間通話が多い人に有利
UQモバイル30秒/22円節約モード(月額550円)
かけ放題(月額1,870円)
法人契約も可能
Y!mobile30秒/22円10分かけ放題(月額770円)
かけ放題(月額1,870円)
中時間通話向けプランあり
irumo30秒/22円5分通話かけ放題(月額770円)
かけ放題(月額1,870円)
0.5GBプランは通話メイン向け
povo30秒/22円5分通話かけ放題(月額550円)
24時間通話かけ放題(月額1,650円)
短期間のみのトッピングも可能
LINEMO30秒/22円5分通話かけ放題(月額550円)
通話かけ放題(月額1,650円)
LINEアプリ内無料通話あり

通話オプションの比較では、楽天モバイルのRakuten Linkアプリを使った国内通話無料サービスが圧倒的にコスパが高い。通話をよく利用する人にとって、追加料金なしで無制限に通話できる点は大きなメリットだ。ahamoは5分以内の国内通話が無料で標準装備されている点が特徴的で、短時間の通話が多い利用者に適している。長電話が多い利用者向けには各社のかけ放題プランがあるが、月額1,100~1,870円と料金に幅がある。povoは必要な期間だけトッピングで通話オプションを追加できる柔軟性が魅力だ。

通信品質とサポート体制の比較

モバイルサービスを選ぶ際には、料金だけでなく通信品質やサポート体制も重要な判断材料となる。各社の特徴を詳しく見ていこう。

通信速度と安定性の比較

各社の通信速度やエリアカバー率、通信の安定性は実際の利用満足度に直結する重要な要素だ。

事業者名使用回線平均DL速度特徴
楽天モバイル楽天回線
(一部パートナー回線)
106.82Mbps人口カバー率99%以上
都市部以外は速度低下の可能性あり
ahamoドコモ回線131Mbps以上全国で安定した高速通信
混雑時も比較的安定
UQモバイルau回線118Mbps程度高速・安定した通信
山間部でも繋がりやすい
Y!mobileソフトバンク回線139Mbps程度都市部での高速性に強み
地下や建物内の電波も安定
irumoドコモ回線131Mbps以上
(0.5GBは3Mbps制限)
0.5GBプランは5G非対応
3GB以上は高速通信可能
povoau回線118Mbps程度高速・安定した通信
山間部でも繋がりやすい
LINEMOソフトバンク回線139Mbps程度都市部での高速性に強み
地下や建物内の電波も安定

通信品質においては、大手キャリア系のサブブランドが安定した高速通信を提供している。特にY!mobileとLINEMOのソフトバンク回線は平均139Mbps程度、ahamoとirumoのドコモ回線は131Mbps以上と高速だ。楽天モバイルは独自回線で平均106.82Mbpsと他社よりやや低めだが、実用上は十分な速度を提供している。ただし、都市部以外では速度低下の可能性があるため、利用エリアによって選択することが重要だ。各社とも5G対応を進めているが、irumoの0.5GBプランのみ5G非対応で最大3Mbpsに制限されている点に注意が必要である。

FP
FP

専門家のワンポイントアドバイス
通勤・通学経路や自宅周辺での電波状況を事前に確認することをおすすめします。各社の公式サイトでエリアマップを確認できるほか、知人や同僚で同じキャリアを使っている人がいれば、実際の通信状況を聞いてみるのが一番確実です。特に地下や建物内での利用が多い方は要チェックポイントです。

対面サポートとオンラインサポート

各社のサポート体制は、店舗での対面サポートの有無や電話サポートの充実度など、大きな違いがある。

事業者名店舗対応電話サポートその他サポート
楽天モバイル楽天モバイルショップ
全国展開
無料対応チャットサポート
メールサポート
ahamoドコモショップで有料対応
(3,300円/回)
一部有料チャットサポート
Web完結サポート
UQモバイルauショップ
UQスポット全国展開
無料対応チャットサポート
メールサポート
Y!mobileY!mobileショップ
全国展開
無料対応チャットサポート
メールサポート
irumoドコモショップで対応有料対応チャットサポート
Web完結サポート
povo基本店舗対応なし一部有料チャットサポート
Web完結サポート
LINEMO基本店舗対応なし一部有料チャットサポート
Web完結サポート

サポート体制においては、UQモバイル、Y!mobile、楽天モバイルが充実した店舗網と無料の電話サポートを提供している点で高く評価できる。特にUQモバイルはauショップとUQスポットの全国展開により、高齢者や対面でのサポートを重視する利用者に安心感を与えている。一方、ahamo、povo、LINEMOはオンライン専用ブランドとして、基本的にWeb上での手続きやサポートが中心である。ahamoはドコモショップでの有料サポート(3,300円/回)があるものの、頻繁にサポートが必要な利用者には負担が大きい。スマートフォンやオンライン手続きに慣れた利用者であれば問題ないが、初心者やトラブル時の対応を重視する場合は店舗サポートのある事業者を選ぶことが重要だ。

契約の柔軟性と解約条件

各社の契約期間や解約時の条件なども、長期的な利用コストに影響する重要なポイントである。

事業者名最低契約期間解約金・手数料その他条件
楽天モバイルなし2025年4月1日以降の契約は、1年以内解約で解約事務手数料ありプラン変更自由
MNP転出料なし
ahamoなし契約解除料が条件により1,100円かかる場合ありプラン変更自由
MNP転出料なし
UQモバイルなしなしデータ繰り越し機能あり
プラン変更自由
Y!mobileなしなしデータ繰り越し機能あり
低速時の制約あり
irumoなしなし繰り越し機能なし
使用量によるプラン選択
povoなしなし180日以内にトッピングが必要
eSIM対応
LINEMOなし加入当月のみ解約金(990円)ありプラン変更自由
eSIM対応

契約の柔軟性においては、ほとんどの事業者が最低契約期間を設けていないが、解約条件には若干の違いがある。特にpovoはトッピング式で最も柔軟性が高く、必要な機能だけを選んで利用できる点が特徴的だ。ただし、180日以内にトッピングをチャージしないと回線が停止する点には注意が必要である。楽天モバイルは2025年4月1日以降の契約について、1年以内の解約で解約事務手数料が発生する条件が追加されている。LINEMOは加入当月のみ解約金(990円)が発生する点、ahamoは条件により契約解除料(1,100円)が発生する可能性がある点に留意が必要だ。全体的に見ると、UQモバイル、Y!mobile、irumoは解約金がなく、かつデータ繰り越し機能や店舗サポートもあることから、サポートと柔軟性のバランスが良いといえる。

特典・割引プログラムの比較

各社が提供する特典や割引プログラムは、実質的な料金やサービスの使いやすさに大きく影響する。用途に合った特典を選ぶことでさらにお得に利用できる。

ポイント還元制度の比較

各社のポイント還元制度や経済圏との連携によるメリットは、長期的な利用でかなりの差となって現れる。

事業者名ポイント制度還元率・特典連携サービス
楽天モバイル楽天ポイント料金支払いの1%還元
SPU特典で最大+4%
楽天市場
楽天トラベル
楽天カード
ahamodポイント料金支払いの1%還元dカード
dショッピング
UQモバイルPontaポイント料金支払いの0.5%還元
au PAYカード利用で+1%
au PAY
au PAYマーケット
Y!mobilePayPayポイント料金支払いの0.5%還元
PayPayカード利用で+1%
PayPay
Yahoo!ショッピング
irumodポイント料金支払いの1%還元
※0.5GBプランは対象外
dカード
dショッピング
povoPontaポイント料金支払いの0.5%還元au PAY
au PAYマーケット
LINEMOPayPayポイント料金支払いの0.5%還元PayPay
Yahoo!ショッピング

ポイント還元制度においては、楽天モバイルの楽天ポイント連携が最も充実している。基本の1%還元に加え、SPU(スーパーポイントアッププログラム)を活用することで最大+4%の還元を受けられ、楽天経済圏を積極的に利用する人にとって大きなメリットとなる。ahamoとirumoのdポイント、UQモバイルとpovoのPontaポイント、Y!mobileとLINEMOのPayPayポイントはそれぞれの経済圏と連携しているが、基本還元率は0.5~1%と楽天モバイルよりやや低めだ。ただし、関連するクレジットカードの利用や特定サービスでの買い物など、利用頻度の高いサービスとの相性を考慮して選ぶことが重要である。irumoの0.5GBプランはポイント還元の対象外である点にも注意が必要だ。

FP
FP

専門家のワンポイントアドバイス
ポイント還元制度だけで判断すると視野が狭くなります。日常的によく使うサービスとの連携を重視しましょう。例えば、楽天サービスをよく利用する方は楽天モバイル、PayPayをよく使う方はY!mobileやLINEMOが相性良いです。また、家族でまとめて契約するなら家族割のあるUQモバイルやY!mobileがお得になる場合が多いです。

家族向け割引プログラム

家族での利用を考える場合、各社の家族割引プログラムの内容が重要な選択ポイントとなる。

事業者名家族割引制度割引額(税込)その他条件
楽天モバイル楽天モバイル家族割1回線あたり最大1,100円同一住所の家族2人以上
プラン別の割引額あり
ahamo家族割引なし
UQモバイル家族割2回線目以降550円/回線同一住所の家族
UQ家族割グループ
Y!mobile家族割引サービス2回線目以降1,100円/回線同一住所の家族
10回線まで適用可能
irumo家族割引なし
povo家族割引なし
LINEMO家族割引なし

家族向け割引プログラムに関しては、Y!mobileの家族割引サービスが最も充実している。2回線目以降は1回線あたり1,100円の割引が適用され、最大10回線まで対象となる点が大きな強みだ。UQモバイルも家族割として2回線目以降550円/回線の割引を提供している。楽天モバイルは1回線あたり最大1,100円の割引だが、プラン別に割引額が設定されている。一方、ahamo、irumo、povo、LINEMOは家族割引制度を提供していないため、複数回線での契約を検討している家族には不向きである。家族で複数回線を契約する場合は、Y!mobileとUQモバイルが最もコスパに優れているといえる。

年齢別特典プログラム

学生や高齢者など、年齢や属性に応じた特典プログラムも各社で提供されている。

事業者名学生向け特典シニア向け特典その他特典
楽天モバイル学割:1年間550円/月割引60歳以上:1年間550円/月割引障がい者手帳保有者割引
ahamoなしなし無料海外ローミング20GB
UQモバイル通信量増量特典(期間限定)なし自宅セット割▲1,100円
Y!mobile通信量増量特典(期間限定)シニア向けサポート充実おうち割光セット
irumoなしなしhome5G/ドコモ光セット割
povoなしなしeSIM専用サービス
LINEMOなしなしLINEギガフリー特典

年齢別特典プログラムでは、楽天モバイルが最も充実している。学生向けには1年間550円/月の割引、60歳以上のシニア向けにも同様の1年間550円/月割引を提供しており、さらに障がい者手帳保有者向けの割引も用意されている。UQモバイルとY!mobileは期間限定で学生向けの通信量増量特典を提供することがあり、Y!mobileはシニア向けのサポートも充実させている。ahamo、irumo、povo、LINEMOには年齢別の特典プログラムがないものの、ahamoの無料海外ローミングやLINEMOのLINEギガフリー特典など、独自の強みを持っている。用途に応じた特典が重要であるため、自分のライフスタイルに合わせた選択が大切だ。

おすすめの人と選び方

ここまで見てきた各社の特徴を踏まえ、利用者のライフスタイルやニーズに合わせたおすすめのプランとその選び方を解説する。

ライフスタイル別おすすめプラン

利用者のデータ使用量や通話頻度、利用シーンに応じたおすすめプランを紹介する。

利用タイプおすすめ事業者理由
データ使用量少なめ
(3GB以下)
irumo
LINEMO
irumo:0.5GB/550円のコスパ最強プラン
LINEMO:3GB/990円の安定プラン
中容量ユーザー
(3〜15GB)
楽天モバイル
UQモバイル
楽天モバイル:3段階従量制で安心
UQモバイル:セット割適用で990円から
大容量ユーザー
(20GB以上)
ahamo
楽天モバイル
ahamo:30GB/2,970円の高コスパ
楽天モバイル:20GB以上でも3,278円
通話をよく使う人楽天モバイル
ahamo
楽天モバイル:Rakuten Linkで国内通話無料
ahamo:5分以内通話無料(標準装備)
サポート重視の人UQモバイル
Y!mobile
全国に店舗網を展開
対面・電話サポートが充実
柔軟性重視の人povo
楽天モバイル
povo:必要なトッピングだけ購入
楽天モバイル:使った分だけ自動で最適プラン
海外利用が多い人ahamo海外82の国・地域で20GBまで無料データローミング

利用スタイルによって最適なプランは大きく異なる。データ使用量が少ない人にはirumoの0.5GB/550円プランがコスパ最強だが、通信速度が3Mbpsに制限されている点に注意が必要だ。中容量ユーザーには楽天モバイルの3段階従量制が使い方に応じて自動的に最適な料金になるため安心して使える。大容量ユーザーにはahamoの30GB/2,970円プランが高コスパであり、さらに容量が必要な場合は大盛りプラン(110GB/4,950円)も用意されている。通話をよく利用する人は楽天モバイルのRakuten Linkによる国内通話無料サービスがかなりお得だ。対面サポートを重視する人にはUQモバイルとY!mobileが全国の店舗網で手厚いサポートを提供している。使用量の変動が大きい人にはpovoのトッピング方式が柔軟性に優れており、海外利用が多い人にはahamoの無料データローミングが非常に便利だ。

家族で使う場合のプラン選び

家族での契約を考える場合、各社の家族割引や複数回線での割引を比較することが重要だ。

家族構成おすすめ事業者メリット
カップル・夫婦楽天モバイル
UQモバイル
楽天モバイル:1回線あたり最大1,100円割引
UQモバイル:2回線目以降550円/回線割引
小家族(3〜4人)Y!mobile
UQモバイル
Y!mobile:2回線目以降1,100円/回線割引
UQモバイル:自宅セット割と組み合わせて
大家族(5人以上)Y!mobile最大10回線まで家族割適用
回線あたり1,100円の割引
親・高齢者と同居Y!mobile
UQモバイル
店舗サポートが充実
シニア向けサポートあり
学生のいる家庭楽天モバイル
Y!mobile
楽天モバイル:学割(1年間550円/月割引)
Y!mobile:通信量増量特典(期間限定)

家族での契約の場合、割引制度とサポート体制が重要なポイントとなる。特にY!mobileは2回線目以降1,100円/回線の割引が最大10回線まで適用されるため、大家族には最もお得なサービスといえる。UQモバイルも2回線目以降550円/回線の割引があり、自宅セット割と組み合わせることでさらにお得になる。楽天モバイルは1回線あたり最大1,100円の割引に加え、学生割引も適用できるため、学生のいる家庭にはメリットが大きい。高齢者を含む家族の場合は、店舗サポートが充実しているY!mobileやUQモバイルが安心して利用できる。ahamo、povo、LINEMO、irumoは家族割引がないため、複数回線での契約を検討している家族には割高になる可能性がある。

FP
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専門家のワンポイントアドバイス
家族でまとめて契約する際は、各回線のデータ使用量の違いも考慮しましょう。例えば、スマホをあまり使わないお子さんやご高齢の方には少量データプラン、ヘビーユーザーの方には大容量プランというように、個々のニーズに合わせたプラン選びが可能な事業者を選ぶのがポイントです。単純な割引額だけでなく、家族全体の総コストで比較することをおすすめします。

データ使用量に応じた選び方

自分のデータ使用量を正確に把握し、それに合ったプランを選ぶことでムダなコストを削減できる。

データ使用量おすすめ事業者・プラン実質月額(税込)
0.5GB以下irumo 0.5GBプラン550円
~3GB楽天モバイル
LINEMO 3GBプラン
1,078円
990円
~10GB楽天モバイル
LINEMO 10GBプラン
2,178円
2,090円
~20GB楽天モバイル
povo 20GBトッピング
2,178円
2,700円(30日)
~30GBahamo
LINEMO 30GBプラン
2,970円
2,970円
30GB超楽天モバイル
ahamo大盛りプラン
3,278円
4,950円(110GB)
使用量変動大楽天モバイル
povo
使った分だけ自動で最適プラン
必要なトッピングだけ購入

データ使用量に合わせたプラン選びでは、少量データ利用者にはirumoの0.5GB/550円が最もコスパが高い。3GBまでの利用ならLINEMOの3GB/990円や楽天モバイルの0~3GB/1,078円が適しており、10GBまでの利用ではLINEMOの10GB/2,090円がお得だ。20GBまでの利用では楽天モバイルの3~20GB/2,178円が定額制で安心して使える。30GBまでの大容量利用にはahamoやLINEMOの30GB/2,970円が適しており、30GB以上の超大容量利用には楽天モバイルの3,278円が無制限で使える点で最もコスパが高い。使用量の変動が大きい人には楽天モバイルの3段階従量制やpovoのトッピング方式が柔軟性に優れている。自分の過去3ヶ月の平均データ使用量を確認して、それに合ったプランを選ぶことでムダなコストを削減できる。

まとめ:自分に合った格安モバイルの選び方

格安モバイル7社の徹底比較を通じて、各社の強みと特徴が明らかになった。最終的な選択は、自分のライフスタイルや優先すべきポイントによって大きく異なる。

楽天モバイルは3段階従量制の料金体系と使い放題のデータ容量、Rakuten Linkによる無料通話、楽天経済圏との連携など、総合的なバランスで第1位となった。ahamoはドコモの高品質回線と30GBの大容量プラン、UQモバイルとY!mobileは充実した店舗サポート網と家族割引が強みとなっている。irumoは超小容量向けの低価格プラン、povoはトッピング方式の柔軟性、LINEMOは段階的なプラン構成で幅広いニーズに対応している。

自分に合った格安モバイルを選ぶためには、以下のポイントを優先順位付けして検討するとよい。

  1. データ使用量に合ったプラン選び(使いすぎないか、足りるか)
  2. 通話の頻度と長さ(無料通話サービスの有無)
  3. エリア・通信品質(利用する場所での電波状況)
  4. 家族での契約の有無(家族割引の適用)
  5. サポート体制(対面サポートの必要性)
  6. ポイント還元や特典の活用(よく使うサービスとの連携)

これらのポイントを自分の優先順位に従って評価し、コストとサービス内容のバランスを考慮した選択をすることが重要だ。定期的に自分の利用状況を見直し、必要に応じてプランや事業者の見直しも検討するとよいだろう。今回の比較を参考に、あなたのライフスタイルに最適な格安モバイルを見つけて、無駄のない効率的な通信生活を実現してほしい。

Q
格安モバイルで通信速度が最も速いのはどこですか?
A

平均ダウンロード速度で比較すると、Y!mobileとLINEMOのソフトバンク回線が約139Mbps程度、ahamoとirumoのドコモ回線が約131Mbps以上と高速です。楽天モバイルは約106.82Mbpsでやや低めですが、実用上十分な速度です。ただし、エリアや時間帯によって実際の速度は変動します。

Q
料金の安さを重視する場合、どの会社がおすすめですか?
A

データ使用量によって変わります。0.5GB以下ならirumoの550円プラン、3GBならLINEMOの990円プラン、3~20GBなら楽天モバイルの2,178円、20GB以上なら楽天モバイルの3,278円が最もコスパが高いです。ただし、家族割引や自宅セット割を適用できる場合は、UQモバイルやY!mobileも実質的に安くなります。

Q
家族で契約する場合、最もお得になるのはどのプランですか?
A

Y!mobileの家族割引が最も充実しており、2回線目以降は1回線あたり1,100円の割引が最大10回線まで適用されます。UQモバイルも2回線目以降550円/回線の割引があり、自宅セット割と組み合わせるとさらにお得です。楽天モバイルも1回線あたり最大1,100円の家族割引があり、特にデータ使用量が多い家族におすすめです。

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