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スマートフォンやキャッシュレス決済の普及により、便利なサービスを組み合わせて活用する人が増えている。しかし、多くの人は自分に合ったサービスの選び方や組み合わせ方がわからず、メリットを十分に活用できていない。実は、au経済圏のサービスを段階的に導入することで、無理なく家計の最適化を実現できる。
この記事では、au経済圏をお試しから始めて、賢く活用するための具体的な方法を解説する。「お試し」、「普段使い」、「使い倒す」の3ステップで紹介する。
au経済圏を「お試し」で始める
au経済圏は、通信サービスかPontaポイントから始めることができる。初期費用や手間を抑えながら、経済圏のメリットを確認していこう。
通信契約から始める
au経済圏へのエントリーポイントとして、通信サービスは最もメリットが分かりやすい選択肢である。料金プランと特典の異なる3つの選択肢から、自分の利用スタイルに合ったものを選べる。
- au:KDDIの主力ブランドで、「たぬきの吉日」でau PAY決済時に最大5%の還元を受けられる。データ使い放題のauマネ活プラン+(標準料金8,778円)は、au PAYカード決済との組み合わせで3,678円まで抑えられる。また、データ容量に応じて料金が変動するスマホミニプラン+など、利用スタイルに合わせた選択が可能である。
- UQモバイル:auの格安ブランドで、au PAY決済時に最大3%の還元を受けられる。データ容量33GBのコミコミプラン+は標準料金3,278円、各種割引後は2,980円となる。データ利用量によって料金が変動するトクトクプランもあり、1GB以下なら月額990円から利用できる。
- povo:基本料金0円で、必要な機能だけをトッピング形式で追加できる。30GBプランは2,780円からで、au PAYカードやau PAYアプリでの決済が可能。100円につき1ポイントが加算される(ゴールドカードのポイント還元対象外)。オンライン完結型で、必要最小限の契約から始められる。
povoでも、pontaポイントなどの基本特典を受けられるが、auやUQモバイルと比べると制限がかかるケースがある。乗り換えを考えている状況であれば、auやUQモバイルを検討するといいだろう。
Pontaポイントから始める
通信契約を変更する予定がない場合は、Pontaポイントからau経済圏を始めるのが費用をかけずに始められる方法である。
まずは以下の手順で準備を進める。
- Pontaカードを入手する(提携店舗で無料発行可能)
- Pontaアプリをダウンロードし、カード情報を登録
- 普段利用している店舗でポイントを貯める
- アプリでポイント獲得履歴や特典を確認
この方法なら、追加の費用負担なく、au経済圏のポイントサービスを実感できる。使い心地を確認してから、au PAYなど他のサービスの利用を検討すればよい。
基本還元率は0.5%からスタートし、以下のような場面で還元率がアップする。
- 16時以降のPonta提携店での買い物で還元率が1.0%に上昇
- コンビニやドラッグストア、飲食店など、日常的な買い物で利用可能
- 毎月5のつく日と8日は「たぬきの抽選会」でボーナスポイントが当たるチャンスがある
Pontaポイントは1ポイント=1円として様々なサービスで使用できる。支払いやチャージはもちろん、投資や寄付にも利用できるため、貯めたポイントの活用方法は利用者が自由に選択できる。

専門家のワンポイントアドバイス:
auユーザーは「たぬきの吉日」を活用すると最大5%の還元が受けられるため、毎月5の付く日と8日にまとめて買い物をするのがおすすめです。
au経済圏を「普段使い」にする
日常的な買い物や支払いにau PAYを活用することで、自然とポイントが貯まる仕組みを作ることができる。au PAYの決済手段は、スマートフォンでのQRコード決済とカード決済の2種類から選べる。
au PAYの活用シーン
au PAYは、コンビニやドラッグストア、飲食店など、日常的な買い物で利用できる。基本還元率は200円(税込)ごとに1ポイント(0.5%)だが、特典を活用することでより効率的にポイントを貯められる。
au・UQモバイルユーザーは「たぬきの吉日」を活用すると、au PAY決済時に以下の還元率を受けられる。
- auユーザー:最大5%の還元
- UQモバイルユーザー:最大3%の還元
また、16時以降のPonta提携店での買い物では還元率が1.0%に上昇する。au PAYアプリでは決済履歴やポイント獲得履歴も確認しやすく、家計の見直しにも活用できる。公共料金の支払いやチャージなど、日常的な家計管理機能も備えている。
au PAYカードの活用
au PAYカード(年会費永年無料)は、au経済圏の基本的なクレジットカードとして利用できる。
au PAYカードの特徴:
- 100円(税込)ごとに1ポイント獲得
- 年会費永年無料
- au PAY(QRコード決済)と組み合わせて利用可能
au PAYとau PAYカードの使い分けポイント:
- 少額決済はau PAY(QRコード決済)を活用
- 高額決済はau PAYカードを利用
- 16時以降のPonta提携店での買い物は、還元率アップを意識してau PAY(QRコード決済)を検討
- 公共料金など定期的な支払いは、カード払いに設定することで安定的にポイントを貯められる
このように、QRコード決済とカード決済を場面に応じて使い分けることで、より効率的にポイントを貯めることができる。また、決済データは家計管理にも活用できるため、支出の把握と管理がしやすくなるメリットもある。

専門家のワンポイントアドバイス:
少額決済はau PAY(QRコード)、高額決済はau PAYカードと使い分けることで、効率的にポイントを貯められます。5,000円以下の決済は最大5%還元が得られるau PAYのQRコード決済がお得です。
au経済圏を「使い倒す」
金融サービスを組み合わせることで、より高い還元率とサービスを受けられる。また、auならではの各種優遇サービスを活用することで、au経済圏のメリットを最大限に引き出すことができる。
auじぶん銀行の活用
auじぶん銀行では、取引内容に応じたステージ制度を提供している。複数のサービスを組み合わせることで、最大15倍のポイント優遇を受けることができる。
給与振込や公共料金の支払いをauじぶん銀行に設定することで、以下のメリットが得られる。
- ステージに応じたポイント優遇
- au PAYチャージ手数料の優遇
- 振込手数料の優遇

専門家のワンポイントアドバイス:
auじぶん銀行の給与振込を設定すると、au PAYチャージ手数料が無料になります。月に3〜4回程度チャージする方は、年間で数千円の手数料節約になりますよ。
auカブコム証券の活用
投資信託の保有額に応じてPontaポイントが付与される。また、Pontaポイントを使って投資することもできる。このように、貯めたポイントを資産形成に活用することも可能である。
au PAYゴールドカードでステップアップ
年会費11,000円(税込)のau PAYゴールドカードは、以下のような特典がある。
- au・UQモバileの利用料金で最大10%のポイント還元
- auでんきなど公共料金の支払いでも高還元
- その他ゴールドカード会員向けの各種優待サービス
年間の利用額や支払い内容によって、年会費に見合うメリットを得られるか判断する必要がある。特に通信料金や光熱費などの固定費をau経済圏で管理している場合は、検討の価値がある。
まとめ:自分に合った活用レベルを見つけよう
au経済圏は、通信サービスやPontaポイントから手軽に始められ、日常利用を通じて段階的にサービスを拡充できる仕組みである。活用レベルに応じた特徴は以下の通りである。
お試しから始める場合は、au・UQモバイル・povoのいずれかの通信契約か、Pontaポイントからスタートするのが効果的である。費用をかけずにポイント還元などのメリットを確認できる。
普段使いでは、au PAYのQRコード決済とau PAYカードを組み合わせることで、日常的な買い物でポイントを貯められる。また、決済データを活用した家計管理も可能になる。
さらに活用を深めたい場合は、auじぶん銀行やauカブコム証券などの金融サービス、au PAYゴールドカードの利用を検討できる。ただし、自身の利用状況に応じて、費用対効果を慎重に判断する必要がある。
重要なのは、無理のない範囲で段階的にサービスを追加していくことである。自分のライフスタイルに合った活用レベルを見つけ、継続的に経済圏のメリットを享受していくことが大切である。
- Qau経済圏を始めるのに、最小限必要な費用はいくらですか?
- A
Pontaポイントから始める場合は、カード発行・アプリ利用ともに無料です。通信契約から始める場合は、povoなら基本料0円から、UQモバイルなら月額990円(1GB以下プラン)から利用できます。
- Q通信契約とPontaポイント、どちらから始めるのがおすすめですか?
- A
通信契約の見直しを考えている場合は通信契約から、現在の契約を継続したい場合はPontaポイントからの開始をおすすめします。特にau PAY決済では、auユーザーは最大5%、UQモバイルユーザーは最大3%の還元を受けられます。
- Q毎月の支出10万円で、どのくらいポイントが貯まりますか?
- A
基本還元率0.5%で500円、16時以降のPonta提携店利用(1.0%)や「たぬきの吉日」の活用で最大2,000円相当のポイントを獲得できます。au PAYカードとの併用でさらにポイントを上乗せできます。